私たち法人の使命は、障害の有無に関わらず子供から高齢者まで誰もが生き生きと暮らせる地域作りです。
その実現に向け、障害をもつ人が地域の一構成員としてその人権が守られ、自立し、安心して生きられるようにお手伝いをしています。
障害者は生きづらさを抱えておられますが、障害を持つ人＝支えられるだけの人、ではありません。
支える人と支えられる人ではなく、共に生きていくという関係。
誰もが、このような考え方に共感し、共生していく社会を作るために障害者福祉サービス基盤の充実に向け、事業活動を行ってきました。
法人の始まりは、障害を持つ子供の親たちが集まり、それぞれの想いを語り合うことからでした。
障害の種類・重軽など違いはありましたが、我が子の将来についての不安は皆共通でした。

・昼間通う場所・仕事をする場所がない。
・住む場所がない。（実家以外）
・お金の使い方がわからない。
・友人、相談できる人がいない。
・身の回りのことも自分ひとりでは上手くできない。
・困っていること、望んでいることを伝えられない。
・どう生きたいのかをうまく表現できない。

ないもの＝必要としているものです。
数えだすと、本当に様々なこと、ものが必要でした。
それらを順に、出来ること（仲間・想い・願い・施設設備）から一つずつ築いてきたのが、当法人です。

この歩みの中で大切にしてきたテーマがあります。
それは『自己実現』です。

1．本来の自分になること＝自分らしくなること
2．自ら行動して自分の能力/強み/可能性を発揮して実現すること
3．置かれた環境で自分の能力/強み/可能性を発揮して実現すること

共に生きる人々が、互いに理解し合い、それぞれの自己実現を叶えて行ける、そんな社会が実現するまで歩みを止めない法人でありたいと思っています。